食欲がない・弱っている時は食欲がない・弱っている時の餌
丸裸の雛(ひな)の餌
私たちの身近で暮らすスズメ、ヒヨドリ、ツバメなど、ほとんどの野鳥の幼鳥時代は親が運ぶちいさな虫を食べて育ちます。ですから、丸裸のヒナにあたえるエサとしては無農薬畑のアオムシや殻のやわらかい昆虫などが理想です。丸裸のヒナの場合、エサを与えるのは日の出から日没までできるだけこまめに、少なくとも1時間おきにあたえます。
夜の間は長時間エサを食べないことになりますから、早起きのヒナたちが目覚める時間からのエサやリがとても大事です。おどかすわけではありませんが、早朝の空腹で死んでしまうケースはとても多いものです。この時期のヒナはちょっとのエサ切れですぐに死んでしまいます。ヒナたちの成長は早く、1週間もすれば餌やリの間隔も長くなりますし、10日もたたずに自分で食べれるようになります。
この時期は内臓(ないぞう)ができあがり、骨格(こっかく)の基礎が固まっていく大事な時期です。しばらくの間ですから、里親さんはがんばりましょう!
幼虫や昆虫+すり餌や卵の餌(野菜汁をねり込んだもの) |
基本は動物性のエサをたっぷりと!
幼虫や昆虫を中心に、すり餌や卵の餌もたっぷりあたえます。七分のすり餌または卵の餌に、水気をきれいにふき取ってすり鉢でつぶしてしぼった野菜の汁、あれば蜂蜜をまぜてあたえましょう。スズメやヒヨドリなど雑食や果実食の野鳥のヒナの場合は、さらに新鮮な果汁などもねり込んであたえましょう。
とくにカルシウムを多く必要とするカラスの場合は、九官鳥の餌よりもドッグフード(カロリーの高い子犬用)をふやかしてあたえると良いそうです。
以下のものは決してあたえないようにしましょう
■ 粟玉、牛乳、生米、雑穀は消化できない
■ パンや炊いたごはん粒は消化が悪い
昆虫などが手に入らない環境の方は
昆虫の代用としてペットショップなどで売られているミルワームが便利ですが、丸裸のヒナの場合にはそのままあたえるのは危険なので、しごいて中身だけを出し、これを上記のすり餌や卵の餌にねり合わせてあたえましょう。獣医さんでは虫の代用として鶏のササミを食べさせることもあるそうです。細長く裂いて、喉の通りをよくするためにかならず水に浸してからあたえます。虫に似ているのか、喜んで食いつきます。
ミルワームも手に入らない時は
七分のすり餌をあたえましょう。動物性の成分が多いので、これだけでも育てられないことはありません。ですが、保護したヒナたちが一生使う身体の基礎ができあがる一番大事な時期ですから、できるだけ早く調達して食べさせてあげるようにしましょう。
ハトやキジバト
ハトやキジバトの場合は親鳥が「そのう」の中で作るピジョンミルクで育ちますから、代用として豆乳をあたえます。
魚食中心の野鳥>カワセミ、水鳥など
水鳥や魚をとって食べるカワセミなどの場合、骨がやわらかい新鮮な魚を選び、骨ごと内臓ごとミンチにしてあたえましょう。当たり前のことですが、川で魚をとる鳥には川でとれる魚、海で魚をとる鳥には海でとれる魚を選びます。うっかりまちがえてしまうことが多いようなので、注意しましょう。
肉食中心の野鳥>猛禽など
臨時のエサとして、保護施設などではドッグフードや鶏のササミをよく使うようです。飛びながらエサみつけて補食するという生活面から考えて、地面にいる小さな虫などは食べないと考えて良いと思います。周囲の環境が海や川に近い環境でしたら、魚を補食している可能性もありますね。トビ、ワシ、タカの類は魚が中心なのだそうです。保護した野鳥の食性をよく調べて、こうした餌をミンチ状にすりつぶしてあたえましょう。
つづけてエサの使い方と注意点をかならずお読みください
翼や尾の羽が羽管から出て開きはじめたら少しづつエサを変えていきます
次項を早めにお読みください
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羽が生えそろう頃までの餌
私たちの身近で暮らすスズメ、ヒヨドリ、ツバメなど、ほとんどの野鳥の幼鳥時代は親が運ぶちいさな虫を食べて育ちます。ですから、ヒナにあたえるエサとしては無農薬畑のアオムシや殻のやわらかい昆虫などが理想です。羽が生えそろう頃までのヒナの場合、エサを与えるのは日の出から日没までできるだけこまめに、できれば1時間おきに、少なくとも2時間おきにあたえます。
夜の間は長時間エサを食べないことになりますから、早起きのヒナたちが目覚める時間からのエサやリがとても大事です。おどかすわけではありませんが、早朝の空腹で死んでしまうケースはとても多いものです。この時期のヒナはちょっとのエサ切れですぐに死んでしまいます。ヒナたちの成長は早く、1週間もすれば自分で食べれるようになります。しばらくの間ですから、里親さんはがんばりましょう!
ヒナが自分の足でしっかり立てるようになって巣から脱走するなど始めたら、まだまだおハゲだらけの幼い姿ですが、野生では巣立ちの時期です。この時期は内臓(ないぞう)や骨格(こっかく)の基礎ができ、空を羽ばたく翼やそれを動かす胸の筋肉ができあがる大事な時期ですから、よく運動をさせてたっぷりと食べさせましょう。
羽が生えそろう頃までの雛(ひな)にあたえるエサの基本
幼虫や昆虫を中心に、すり餌もたっぷりあたえます
動物食中心、雑食の野鳥には七分のすり餌をあたえましょう。動物性の成分が多いので便利です。
植物食中心の野鳥には、種類によって三〜五分のすり餌をあたえましょう。動物性、植物性の成分が半々なので便利です。
すり餌には、水気をきれいにふき取ってみじんに刻んだ野菜の汁、ときどき(あれば)蜂蜜をまぜてあたえましょう。スズメやヒヨドリなど雑食や果実食の野鳥のヒナの場合は、さらに新鮮な果汁などもねり込んであたえましょう。
以下のものは決してあたえないようにしましょう
■ 粟玉、牛乳、生米、雑穀は消化できない
■ パンや炊いたごはん粒は消化が悪い
昆虫などが手に入らない環境の方は
昆虫の代用としてペットショップなどで売られているミルワームが便利ですが、丸裸のヒナの場合にはそのままあたえるのは危険なので、頭をつぶすか切り取ってからあたえましょう。
ミルワームも手に入らない時は
すり餌だけでも育てられないことはありません。ですが、保護したヒナたちが一生使う身体の骨格ができあがる一番大事な時期ですから、できるだけ早く調達して食べさせてあげるようにしましょう。獣医さんでは虫の代用として鶏のササミを食べさせることもあるそうです。
動物食中心の野鳥>ツバメ、ムクドリ、セキレイ、シジュウカラなど
野生にもどす時のことを考えて、できるだけ自然にいる昆虫類を与えましょう。幼い頃から成鳥になるまで昆虫食中心で育て、ミルワームは成鳥になっても欲しがるだけ与えます。ただし、人が育てる場合はビタミン不足に陥るケースも多いので、すり餌(ない場合は臨時として卵の餌)などもたっぷりあたえることを忘れないでください。すり餌や卵の餌には、水気をきれいにふき取ってすり鉢でつぶして絞った野菜の汁、あれば蜂蜜をまぜてあたえましょう。
■ ツバメ:飛んでいる昆虫を捕まえて食べますので、羽のあるハエ・ガなどの昆虫をできるだけたくさん与えます
■ セキレイ:地上や水中の昆虫類を歩いて捕らえ、飛んでいる昆虫類は空中で捕らえますので、羽のある昆虫や水辺にいる昆虫も与えるようにしましょう
■ ムクドリ:地面にいる虫を突つき出して食べますから、ミミズ、ダンゴムシ、コオロギ、バッタなどをできるだけたくさん与え、他に木の実、果実なども与えます
植物食中心の野鳥>ヒヨドリ、メジロなど
すり餌や果物、木の実など植物質のエサと、幼虫や昆虫、ミルワームやなどの動物質のエサを半々で育てます。
■ ヒヨドリ:果実、芽、花、花の蜜、野菜、昆虫など。ビタミン不足で栄養障害に陥ることが多いヒヨドリにはとくに果物、野菜をたくさんあたえましょう
雑食の野鳥>スズメなど
親が運ぶようなちいさめの無農薬畑のアオムシが理想です。アオムシは野菜をたっぷり食べて育ちますから栄養満点です。満腹になるまで食べさせてもかまいませんし、ヒナも目の色を変えて食いついてくるのでとても育てやすいものです。昆虫なども食べさせてください。同時にメジロのすり餌もあたえましょう。我が家のすずめっ子たちは猫の缶詰も好物で、栄養バランスも良いので、たまにおやつ代わりに食べさせましたが、ドッグフードの方が野鳥には良いそうです。(なぜなんでしょう?)
同じ雑食でもカラスの場合はとくにカルシウムを多く必要とするので、ドッグフード(カロリーの高い子犬用)をふやかしてあたえると良いそうです。これに小魚の粉末などをねり込んであげてもいいですね。食べれるようになったら、ふやかさずそのまま食べます。ご存知の通りなんでも食べるので野菜はたっぷり、放す予定の場所の近くでつつけるようなリンゴ、ミカンなどの果物もあたえましょう。ただし、あまり甘い果物ばかり食べさせると他のものを食べなくなることもありますから、果物はごく少量に!
ハトやキジバト
羽が生え始めたヒナには市販のハトの餌を細かくすりつぶしお湯でふやかしたものをあたえます。
魚食中心の野鳥>カワセミ、水鳥など
水鳥や魚をとって食べるカワセミなどの場合、身体の大きさに応じて生きた魚を目の前で見せてみましょう。自分から食いつくヒナも多いようです。食いつかない場合は、骨がやわらかい新鮮な魚を選び、骨ごと内臓ごとミンチにしてあたえましょう。手に入らない時には切り身を適度な大きさに切ってあたえます。当たり前のことですが、川で魚をとる鳥には川でとれる魚、海で魚をとる鳥には海でとれる魚をあたえます。うっかりまちがえてしまうことが多いようなので、注意しましょう。
肉食中心の野鳥>猛禽など
臨時のエサとして、保護施設などではドッグフードや鶏のササミをよく使うようです。他には、冷凍ねずみ、冷凍ヒヨコ(^^; などをエサにしているようですね。内臓を食べさせることが重要なのだそうです。飛びながらエサみつけて補食するという生活面から考えて、地面にいる小さな虫などは食べないと考えて良いと思います。
周囲の環境が海や川に近い環境でしたら、魚を補食している可能性もありますね。トビ、ワシ、タカの類は魚が中心なのだそうです。保護した野鳥の食性をよく調べて、ふさわしい餌を与えましょう。食べにくそうであれば、ミンチ状にすりつぶしてあたえましょう。
関連リンク:
種類別野鳥のエサと管理/金坂動物病院(HOME)
つづけてエサの使い方と注意点をかならずお読みください
羽が生えそろって翼の下や首、お尻のおハゲが見えなくなったらたら
少しづつエサを変えていきますので、次項を早めにお読みください
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ほぼ羽が生えそろってから成鳥までの餌
この育ち具合で保護した方は、よほど弱っていなければすぐに元いた場所に返してあげましょう。ここまで育っていれば、親鳥も必死で探しています。レスキュー・チャートを見ていなければすぐに見てください。餌をあたえる必要があるときは、まず前項羽が生えそろう頃までのエサをお読みになり、次にこの項をお読みください
ちょっと見はすっかり鳥らしくなった・・・けど、翼の下やお尻のあたりはまだまだおハゲなんだよね〜・・・というところまで育ってきたら、きっとびっくりするでしょうが野生では巣立ちの時期です。もちろん、まだまだ飛べませんが、そろそろ巣から飛び出して(あるいははずみで落ちて)、これから親や世話役の若鳥たちに餌のとり方やどんな餌が食べられるのかなどと、いろんなことを教えられる頃です。いろんなものに興味を示し、自分で積極的にいろんなものを食べるようになる時期です。
訳あって保護されている野鳥とはいえ、この頃に人がさし出す餌以外に興味を示さないようでしたら、これは里親さんの過保護以外のなにものでもありません。そういう里親さんは大いに反省すべきです(笑)。
この頃からは鳥の種類によってそれぞれに食べるものやそのバランスががらりと変わる時期ですし、自分でエサをみつけて食べる「一人餌」の訓練も始めなければなりません。ここまで育ったことに安心して育てる側も気が抜ける時期でもありますが、じつは一番むずかしい時期にさしかかっているということを心しましょう。この時期はこれから一生にわたって空を駆けまわる翼やそれを動かす胸の筋肉がどんどん発達する時期です。
長く育てている里親さんの場合、これまでの餌の不足や栄養のかたよりなどが目に見えて出てくる時期でもありますから、ここで気を抜かずに自然の中でとれるいろんなものをあたえること、バランス良く食べさせることがなにより重要になってきます。
でも、自分で上手に食べるようになったからといって、油断はできません。とくに食べなれないうちは、食べてばかりいるように見えてもほとんど口に入っていないことが多いので、しばらくは2〜3時間おきに、ひきつづき手からもエサを与えましょう。
野生で食べているそれぞれのエサに切り替えていきましょう! |
動物食中心の野鳥>ツバメ、ムクドリ、セキレイなど
上記“羽が生えそろう頃までのエサ ”と同じです。ただ、このころになると飛んでいる昆虫を食べる練習も必要になります。
植物食中心の野鳥>ヒヨドリ、メジロなど
羽が生えそろう頃からは、植物質のエサを8割に、動物質のエサを2割に変えます。とくに栄養障害に陥ることが多いヒヨドリには、果物、野菜をたくさん与えましょう。また、このころになると野菜や果物をみつけて、自分でつついて食べる練習も必要になります。
雑食・粒餌を食べる野鳥の場合>スズメなど
野生の世界にすり餌やむき餌はありません。雑草の種などを好んで食べるすずめに大事なのは、粒餌を与えることですが、こればかりは人が食べさせるのは無理です。殻をむいて食べたりつついて食べる練習をさせましょう。はじめは上手に食べられずにプンプンおこったりもしますが、しばらくすると本能的に上手に食べるようになりますから、気長にすり餌から殻付きの雑穀中心のエサへと切り替えていきましょう。
クチバシをきたえるためにも、雑穀(米や麦、ヒエ、アワ、キビ、エゴマ、カナリーシード、アサの実など)も穀付きのまま巣箱にまいたりします。毎日穀を吹きはらって、ちゃんと食べているかどうかチェックすることも大事です。穀付きのエサはたくさんあるように見えても、穀を飛ばすとほとんど残ってないことがあります。また、雑穀は放置しておくとどんどん栄養価が落ちてきますので、できるだけ新鮮なものを買うようにして、ちょこちょことりかえてあげましょう。
もちろん、昆虫をとって食べる練習も大事です。ミルワームをあたえている場合、この頃からはカロリー過多になりすぎますので、成長につれてだんだん量を減らしていき、放し飼いの状態で自分で屋内のクモや蛾をとらえて食べるように仕向けます。ミルワームは成鳥になったら一日4〜5匹程度にすると良いという話です。
すり餌、野菜や放す予定の場所の近くでつつけるようなリンゴ、ミカンなどの果物もひきつづきあたえますが、甘い果物ばかり食べさせると他のものを食べなくなることもありますから、果物はごく少量に!野菜をあまり食べない子には、葉緑素の入ったペレットなどが売ってありますので、穀付きのエサや種などに混ぜてあげるといいですね。
ほかにも干した小魚のくずをエサにまぜたり、ニボシやボレー粉などもたまに与えましょう。雑穀だけでは栄養がかたよって羽や足などが弱り、胸の筋肉も弱って飛べなくなります。最近はカルシウムペレット、卵黄ペレット、など便利なものが出まわっていますので、穀付きの雑穀にまぜてあげるといいですね。
ハトやキジバト
市販のハトの餌をあたえましょう。
魚食中心の野鳥>カワセミ、水鳥など
水鳥や魚をとって食べるカワセミなどの場合、身体の大きさに応じて新鮮な魚をまるごとあたえます。当たり前のことですが、川で魚をとる鳥には川でとれる魚、海で魚をとる鳥には海でとれる魚をあたえます。うっかりまちがえてしまうことが多いようなので、注意しましょう。
肉食中心の野鳥>猛禽など
臨時のエサとして、保護施設などではドッグフードや鶏のササミをよく使うようです。他には、冷凍ねずみ、冷凍ヒヨコ(^^; などをエサにしているようですね。内臓を食べさせることが重要なのだそうです。飛びながらエサみつけて補食するという生活面から考えて、地面にいる小さな虫などは食べないと考えて良いと思います。周囲の環境が海や川に近い環境でしたら、魚を補食している可能性もありますね。トビ、ワシ、タカの類は魚が中心なのだそうです。保護した野鳥の食性をよく調べて、ふさわしい餌を与えましょう。
つづけてエサの使い方と注意点をかならずお読みください
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食欲がない・弱っている時の餌
弱って餌をほとんど食べられないときには無理にエサを与えようとせず、できるだけ栄養価が高く喉の通りが良いものをあたえることで、よけいな体力の消耗をおさえてあげましょう。弱っていても口を開けるようでしたら、人肌よりちょっと熱めの温度で白身卵のエサもいっしょに少しづつでも食べさせてください。食欲がない時には、こうしたものをエサと一緒にあたえることで、食欲が回復することもあります。
もちろん、こういう症状が出るにはなんらかの原因がありますから、すぐにでも病院につれていくのが一番ですね。決して弱みを見せないという本能を持って生まれている野鳥ですから、目に見えて具合が悪そうな時は重症だと考えましょう。
*このコーナーの記事については麻理@千葉県さん、ゆかりん@大阪府さんからアドバイスをいただきました。感謝!
■ 豆乳
一部の獣医さんでは豆乳をすすめているそうです。豆乳は畑の牛肉と呼ばれる大豆から作られた栄養価が高く、安心できる食品です。
■ ボンラクトi(人間の赤ちゃん用の育児用粉乳)
豆乳と同じく大豆を主成分としたミルク「ボンラクトi」もとても効果があるそうです。良質な大豆たんぱく質のほか、必須脂肪酸、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、オリゴ糖など赤ちゃんの発育に必要な栄養成分がバランスよく配合されているようです。
ミルクアレルギーの赤ちゃんにも安心して使え、下痢にも効果があり、なにより人間の赤ちゃん用ですから安心できますね。実際に飲ませている方で元気に育っている例もあります。ビタミンなどのサプリメントと組み合わせて利用するとさらによい結果が期待できるると思います。
「ボンラクトi」はドラッグストアやネットで買えますが、1缶が量が多い上に開封後の賞味期限が短いのだそうです。鳥だけのためだと消費が追いつかないそうですから、工夫してお料理などに活用しましょう(笑)。
■ あたえる時の注意点
野鳥に水分あたえるときは、飲ませるものを人肌よりちょっと熱めにあたためて、スポイトや箸の先などで閉じたクチバシのはしっこに1滴つけると自分でなめとります。小鳥なら1〜2滴で充分です。大型の鳥の場合は身体の大きさによってもっとたくさんあたえますが、飲みたくなくなったらクチバシにつけても飲まなくなるそうです。
注意することは、水分を口の中に直接入れないこと。鳥は咽(のど)の手前に声門(せいもん)の穴があり、そこから気管、肺へとつながっています。水が気管の中に入ると死んでしまうケースもありますから、クチバシを開かせて水を流し込むようなことは絶対にしないでくださいね。
また、ヒナの時期には水分は餌に含まれるものからとる程度ですので、あたえ過ぎると下痢(げり)をします。下痢も幼い身体には大きな負担になりますから、緊急の時と餌をまったく食べられないとき以外、長くはあたえ続けないようにしましょう。もし、もっと欲しがるようだったら、少し時間をおいてからあたえましょう。
つづけてエサの使い方と注意点をかならずお読みください
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