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肥料って誰のもの? 肥料にもいろいろ! ハーブのための肥料 肥料を使う時の注意 |
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土造りがしっかりできていれば肥料などいらないとよく本に書いてあります。でも、実験してみるとあきらかに肥料を与えたものの方が元気に育ちます。まして鉢植で育てる植物は土が限られているので、やはり栄養補給は欠かせません。一年草ならば元肥をたっぷりと入れておけば結構育ちますが、多年草の植物や苗木を植えた場合などは植えっぱなしになるので、だんだん地力も落ちてきます。そこで肥料が必要になってくるのですが、ハーブは食べるもの。ハーブや土のためだけでなく、私達以外にハーブをついばむ鳥や虫たちのためにも、そこで遊ぶ子供達のためにも、やはり有機質肥料にこだわりたいものです。 |
肥料を与える | → | 土が力を付ける |
↑ | ↓ | |
土が痩せる | ← | 植物が栄養をもらう |
こんな具合で、肥料は土に与えるものだったんですね。肥料は植物に与えるものと思っているから、どうしても根の近くに与え過ぎて枯らしてしまう事件などが起こっていたわけです。肥料は土のためのもの、土は植物を育むもの・・・そう思えば、土まで愛おしくなってくるのは庭守RITZだけでしょうか? このページのトップに戻る
針槐の庭や畑では植え付け前に元肥として自家製堆肥で土造りをしています。匂いもないし、虫もつきません。一年草はこれでOK。多年草の追肥にも自家製堆肥を使います。鉢植の場合には、大箱に自家製堆肥*を入れて寝かせた用土を使います。もちろん、植え替えの際にも便利です。自家製堆肥の中には様々な栄養素がバランスよく入っているので安心です。
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窒素肥料 (N): | 油かす等 葉肥え。葉っぱを育てる成分で葉を使うハーブには特に必要です。 多く与え過ぎると株が軟弱に育ち、病気や虫の害に弱くなります。 |
リン酸肥料 (P): | 鶏糞、牛糞、骨粉等 花肥え。たくさんの花を付けさせ、実成リを充実させる肥料です。 実を楽しむ植物には欠かせない肥料です。 |
カリ肥料 (K): | 草木灰等* 根肥え。根張りを良くし、丈夫に育てるための肥料です。 早春の頃や秋の終わりの施肥が効果的のようです。 |
微量要素: | マンガン、マグネシウム、鉄分など 人間にとってのビタミンのようなものです。鉢栽培では補ってあげた方が良いようです。 |
石灰肥料: | 生石灰、消石灰等* 土の酸性度を調和しますが、多過ぎると土がしまって硬くなるので使用に当っては注意が必要です。使用後は1〜2週間土を寝かせます。 |
ハーブの中で肥料を好むのはベジタブルハーブに多く、他のハーブはほとんど一年に一度施肥するくらいで充分に育ちます。ただ、ほとんどのハーブがアルカリ分を好みます。ですから、ハーブの植え付けには元肥として石灰肥料*を必ず混ぜ込みますし、特にラベンダーやセージなど地中海沿岸出身のハーブには春と秋に追肥のように石灰を与えます。 石灰、古土のリサイクルについては“得するオマケ特集”へどうぞ このページのトップに戻る
一部の植物を除いて、肥料は真冬や真夏には与えません。真夏は株が弱っていることが多いので肥料は逆効果になり、冬場は休眠状態になるので吸収しません。また、芽が出たばかりの双葉や、移植直後の植物には決して高濃度の肥料を与えないことです。どうしても与えるなら、極端に薄くした液体肥料などを使います。液体肥料にも、最近は有機質のものが出回るようになりました。 |