不老のハーブ・ローズマリー
・はふはふポトフ
・豚肉の簡単ミルク煮

 

不老のハーブ・・・その正体はローズマリーだった!!!

「海の雫」と呼ばれるローズマリー、英語では「聖母マリアのバラ」。古来から記憶力を良くするハーブとして知られ、その芳香と強い消毒作用のため悪霊を払うとも信じられていました。古代ギリシャ時代にはすでに“受験のお守り”として使われ、女性の間では若返り、老化防止のハーブとして珍重されました。そして、化粧水の元祖といわれる“ハンガリー水”の主成分も、なんとなんと、このローズマリーだったのです。
ローズマリーの香りは神経を強くし、精神疲労にも効きます。細胞の酸化防止力が強いので美容にも良く、バスタイムに使えばとても疲れがとれ、脱毛、フケ防止にも効果的。食べることでは健胃、食欲増進、強壮、強心作用があります。
肉料理によく合い、煮込み料理には欠かせません。枝ごと入れて、最後に取り出してもいいですね。焼き物、揚げ物にも合い、サーモンやじゃがいもとの相性も抜群で、生の葉をまぶしてカリッと焼いたり揚げたりして美味しくいただけます。ブーケガルニにも使いますが、ドライはなにしろ香りが強いので少量を心掛けましょう。フレッシュは香りも穏やかなので安心して使えます。
使って良し、食べて良し・・・この「なるほど」感を是非是非体験してください!!!



はふはふポトフ
寒い夜にお鍋を囲んで、みんなでハフハフとほおばるポトフ。体が暖まって、美味しくて、思わず笑顔の食卓になること請け合いです。パーティーの食卓にも良く合います。ワイワイ、ガヤガヤ、会話も弾みます。ポトフの後には・・・日本の楽しみ“雑炊”です。これがまた美味しくって!
時には仕上げにウコン(ターメリック)を入れてみましょう。色も味もガラッと変わって、ますます健康ポトフです。

【材料と作り方】
鶏胸肉/ごぼう/大根/人参/里芋/かぼちゃ/ニンニク/唐辛子と黒胡椒/オリーブオイル

1. チキンはたっぷり使いましょう。胸肉を丸ごと塩胡椒して、ローズマリーやタイム、セージを包み込んで30分ほど寝かせます。夏場以外は常温の方が味が馴染んで、肉も固くなりません。また、ハーブは一種類でもかまいません。ドライのローズマリー、セージは香りが強いので、はじめは控えめに使ってみてください。フレッシュであればたくさん使っても構いません。

2. ごぼう、大根、人参、里芋、かぼちゃは太めの棒状に、できるだけ同じサイズに切り揃えておきます。

3. 深鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニク、唐辛子を丸ごと入れ、しばらくおいてオイルに香りをつけます。鍋を熱してチキンの表面を焼きます。ニンニクは焦げる前に取り出しておきます。

4. こんがり焼き色がついたらたっぷりと水を入れ、煮立ってきたらブイヨンと塩、黒胡椒も挽かずに丸ごと入れて味を整えます。頃合をみて野菜を入れ、チキンがほろほろと箸で崩れるくらいまでさらに煮込みます。なによりスープが美味しいので、スープたっぷりで作ります。

5. 仕上げに好みのハーブ、チャイブやパセリ、イタリアンパセリなど飾りましょう。


豚肉の簡単ミルク煮
かつて倉敷にて北村光世先生に教えていただいたほんとに簡単な一品です。ただひたすらに煮込むだけ。あとはチョチョイノチョイの手間ででき上がるホクホクとろりと美味しい一品です。北村光世先生はホント、パタパタMamたちの応援団ですね!

【材料と作り方】
豚肩ロース肉ブロック/ニンニク/唐辛子か黒胡椒/オリーブオイル

1. 豚肉がきっちりおさまるくらいの鍋にざく切りニンニクを入れ、オリーブオイルをたっぷりめにかけてニンニクの香りを引き出しておきます。その間に常温に戻した豚肉をたこ糸でしっかりしばります。

2. お鍋で豚肉の表面に焦げ目がつく程度まで焼き、牛乳を豚肉がかくれるまで入れます。ローズマリーを枝ごとこれに加えて、あとはひたすら弱火で煮込みます。焦げ付かないように、肉は時々裏返します。吹きこぼれに注意しましょう。

3. 肉を串でさしてみて、煮汁が透明になった頃ができ上がり。ローズマリーの枝を取り出し、お肉はたこ糸をといて、スライスして皿に盛ります。残った牛乳を軽く煮詰めて塩胡椒で味を整え、ソースを作ります。ソースをかけて、はい、でき上がり!


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