マートル/銀梅花

 

英名:Myrtle、和名:銀梅花、祝いの木

効能:葉に強壮作用

利用法:
は、花が咲く前の若葉はそのままサラダに、花後の硬くなった葉は詰め物や肉料理の香り付けに使います。ぴりっとした風味で、乾燥してスパイスとしても利用されています。枝ごとリースにするときれいで長もちします。
は開花直後のものを摘んでサラダや料理に飾って、もちろん食べられます。ポプリにもきれいです。
果実は黒く完熟するのを待ちますが、小鳥と競争で収穫することになります。そのままでも食べられますが、たくさん収穫できたら乾燥保存して、匂いが強い肉用のスパイスにしましょう。

花が梅の花に似ていることから銀梅花という美しい和名をもらったフトモモ科の常緑低木です。マートルには逸話が多く、旧約聖書の中でアダムが地上に追放された時に、食物の王“小麦”と果物の王“ナツメヤシ”と一緒に、マートルの枝を持っていたという伝説があります。ギリシャ神話の中では愛の女神アフロディーテの神木とされ、女性の純潔を象徴する木として花嫁のリースによく使われます。確かに祝いの木でもある訳ですね。
日本では斑入でないものは茶花としても利用されています。半耐寒性なので寒い地域では育て方に注意が必要です。暖かい地域でも、やはり北風の当たらない場所を選んで植えてあげましょう。木質化する2年目以降までは鉢植えで育てた方が安全かもしれません。挿し木でもよく根が出ます。
針槐庭のマートルは斑入葉種。斑入りはとくに寒さに弱いということでしたので、一年は鉢植えで育て、翌年'98年に地植えして以来、とても美しい葉で庭のアクセントになっています。2000年頃からぐんぐん成長が加速していたけれど、2002年8月の台風直撃で成長が止まったような気配。さらに2003年6月の台風で潮風をもろに浴び、葉っぱは真っ茶色に変色・・・持ちこたえるのか、ちびマートル。ガンバレ。。。


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