エルダー

スイカズラ科の落葉低木

 

青空とエルダーの花英名:Elder、和名:セイヨウニワトコ

効能:発汗作用、炎症止め

利用法:
若芽はピクルス
開きかけた花芽は山菜料理
花は揚げ物と利用価値は大きい
果実はジャムに、ワインも美味しいらしい
花の浸出液は化粧水に、葉、果実、根は染料にも使えます
葉や樹皮には他にも様々な効能があるようです

エルダーの実は甘酸っぱくてとても美味しくて、鳥たちも大好物。収穫はヒヨドリとの競走になります。真っ白な花が株全体を覆うように咲いて、満開の時期には海の青に映えて、それは見事なものです。

 

西洋の庭ではよく生け垣に使われていたそうで、「エルダーの効用を知れば、どんな薬も生け垣から得られる」と言われていたそうです。フム、それもそのはず、移植して根がずいぶん切れたのに、気にもしてない様子で花を咲かせています・・・逞しいばかり。
地植えにすると思いっきりはびこってしまいます。 強い風で株がバラバラに拡がってしまうことがあり、そこからさらに上へ上へと伸びるので、風当たりの少ないたっぷりゆとりのある場所で自由奔放に育ててあげたいと思いますが、残念ながらわが家の環境には風の当たらない場所などありません。

2000年6月
梅雨空の中、満開のエルダーです。写真がぼけてしまったのが残念ですが、雨続きでなかなか撮るチャンスに恵まれません。たまの晴れ間にはたくさんの鳥たちがやってきて、わいわいがやがや楽しそうに遊んでいます。
このエルダー、じつは他の場所に植えてあったのですが、あまりに傍若無人に伸びてしまうので海の近くの広い場所に移しました。たまに強風で折れたり、潮をかぶって真っ茶色になったりするのでわが家の環境ではあまり大きくは育っていませんが、強靱な生命力を持つ木なので、すぐに新芽がにょきにょき伸びてきます。以前エルダーのあった場所からは、何年たっても新芽がどんどん出てきています。


コーナーTOPへ 次へ