バナナボーイがやってきた!
……ブラジルバナナ黄輝(こうき)……
ブラジル名:プラッタ・サンタカタリーナ
実がしまって、甘味と酸味を兼ね備えた美味しいバナナだそうです。ぢゅるっ
バナナに一目惚れ! 「RITZさん、バナナ送ったぞー!わははー。」・・・2001年のある春の日、突如としてこんなメールが舞い込みました。沖縄のお友達からでした。 数日後、待ちに待ったバナナが到着しました。種?実?苗?・・・一体全体どんな形態のものが届くのか見当もつかなかったのですが、開けてびっくり!一抱えもあるウリを縦に四つ割りにしたような、巨大なバナナの元が出てきました。じっくり眺めていると、多分底の方からちっちゃな芽らしきものが顔を出しています。植え方もわからないまま、芽の方向に合わせて植えてみましたが、後日、説明書が届いてから慌てて掘り出し、さらに深い穴を掘って、ご近所の子供達が見守る中、厳かに植え付けました。 ■バナナの植え方・育て方 ・水はけのよい土地を選んで、40-50cm位の深さに植えます。2本以上植える場合は、3m程間隔を開けて下さい。土地は特に選びません。 ■肥料は(堆肥、腐葉土、有機80%など)根付く頃と花が出てきた時に一度ずつ蒔くとよいと思います。 ■子供の株が出てきたら、1本か2本いいものだけをたててあとは間引きして下さい。勢力が強く、手入れしている限り何年でも虫は入りません。 ■根っこや幹が太くなり、ある程度の風(25m前後)には耐えられますが、台風前には大きな葉を切り落として、風の抵抗を弱めた方がよいでしょう。
「RITZさん、バナナの芽が出とる〜!」 子供たちが飛び込んできました。 荒れ地のバナナがついに発芽していました。ふぅ、根腐れしてるかと思った(汗)。 「ひゃ〜、こんなにちっちゃいのにバナナ?ちっちゃい実がなると?」 「実はどこにつくと?」 「実がなったら、みんなで食べてよかと〜?」 子供たちは早くも心配事が絶えません。芽が出たとなると、私もちょっぴり心配になってきました。長崎辺りまでならギリギリ大丈夫という話だったと聞いていたものの、本当に無事に育ってくれるのだろうか?冬が越えられるのだろうか? せっかく針槐の庭の仲間になったのだから、いつか美しい花を咲かせ、たわわに実をつけた様子をこのページでレポートできるといいな。頑張れ、バナナボーイ!!!
2002年初夏、越冬できずに枯れてしまったと思っていたバナナから、にょきにょきでっかい葉っぱが伸びていました。地上部が枯れてしまったとはいえ、越冬はできた上、2年めとなると成長の勢いが違うように思えました。でも、花が咲くところまでは漕ぎ着けられるのか……。 7月、バナナの葉陰にカラスが……?いや、あれはなんだ???近くで見てみると、ごつくて硬い鳥の嘴のようなものが……もしかして花? 8月、庭守が待ち望んだバナナの花の開花です。初咲を記念撮影することになりました。かつて沖縄で見た可憐なバナナの花とは種類が違い、まるで恐竜のトサカのような代物ですが、この珍しい花のおかげで、バナナは再びご近所の脚光を浴び、子供たちの味覚をそそることになりました。しかし、その巨大なこと! 念のためにと葉をすかしておいたバナナの葉もすべてぼろぼろになり変色し、秋にはすっかり弱り、冬には地上部は枯れたというより腐ったという状態になりました。哀れバナナ、もうダメなのでしょうか?
大したことないよとタカを括っていた台風が直撃。台風の規模自体はさほど強くはなかったものの、海側からの強い突風で、被害は昨年の台風よりひどいものになりました。針槐や月桂樹はひどく傾き、揺れに揺れた柳が塀を壊しかけていました。家は塩の結晶まみれ。そしてようやく勢いづいてきたばかりのバナナはまだ柔らかい葉っぱも吹き飛び、その姿は見えません。北部九州に台風が上陸するのは例年では9月以降なのですが、今年はたくさんの台風が直撃しそうです。 |