●2月11日(金) 晴/から騒ぎでてんてこまい
先月下旬から「から」と打つとフリーズしていたマック。不調の原因を徹底究明したが叶わず、と思いきや、突如として復調。。なんで!? フリーズの回数は数知れず、「から」という2文字をいかによく使っていたかを痛感させられ、まるでマック相手に言葉ゲームで負け続けていたような二週間であった。。
明日からは倉敷。会ったことのない友人たちに会える。なんとも奇妙な高揚感。今夜は眠れないかも…。
●2月12日(土) 晴/憧れのちゅんちゅかとの御対面(MEMO)
ハーブ・イタリア料理研究家の北村光世先生の講演会を九州でやってみないかという飛びつきたくなるような話があって、北村先生の講演を下見するためにはるばる倉敷へおよそ四時間の旅。一日前に倉敷入りしたのは時間的な都合もあったのだが、じつは写真でしか見たことがないちっちゃなすずめの“ちゅんちゅか”に会うためでもあった。
ちゅんちゅかは落巣時の怪我か先天的なものか、足で物に掴まることができない。今は優しい友人の元ですくすくと育っているし、飛ぶのも上手になってきたということだった。ちょんの字に比べるとずいぶん小柄だったが、元気さや腕白ぶりは負けていない。可愛い声でよく鳴き、よく食べ、よく眠っていた。ちょんの字と同じで、寝起きに頭の毛が乱れていたのがまた可愛い。
旅先では必ず数件の店を梯子するのだが、地元の小料理屋で地酒の「荒ばしり」やままかり、生タコの刺身などを堪能した後、ホテルに飛んで帰ってちゅんちゅかと遊んだ。里親さんたちはいつか大空を飛ばせてやりたいと望んでいる。いつか、遠くてもいつか、きっとその日が来ることを私も願っていようと思う。
●2月13日(日) 晴/嬉しい、美味しい一日(MEMO)
アイビースクエアにて北村光世先生の講演会。この日会うことを約束していた掲示板仲間と初めて顔を合わせ、あっという間に意気投合!不思議なような、当り前のような、奇妙だけれど不思議な感動だった。初顔合わせと言い合いながら旧知の仲のようにピーヒャラさえずる私たちに、はじめは驚くばかりだった周囲も徐々にインターネットに興味を持ち始めた様子。
講演というより楽しい料理教室といった三時間半は瞬く間に過ぎ去った。
ヂュラム・セモリナ粉と水、オリーブオイルだけで初めて作った大振りのニョッキはだご汁の団子のようにコシが強すぎたけれど、噛めば噛むほど味があって美味しかった。ソースはなんと、粉におろしたパルミジャーノ・レジャーノ・チーズにオリーブオイルとニンニクをひとかけ混ぜ合わせただけのソースとセージバターのソース。瑞々しく大きなフェンネルとパプリカのサラダ。
どれも驚くほど簡単にできて、しかもとっても美味しいイタリアの家庭料理。ただし、倉敷市の主催というだけのことはあって、素材の良さには脱帽。イタリア・パルミジャーノ・レジャーノ協会から届けられた折り紙付きのパルミジャーノ・レジャーノはどデカイ樽状のチーズが丸のままひとつ。これは滅多にお目にかかれる代物ではない。フェンネルやパプリカ、ちりめんキャベツなるものも地元の農家が研究を重ねた挙げ句の立派な、健康そうなものだった。会費1000円にまたまた脱帽!さらに、一日立ちっぱなしにも関わらず、とても元気な北村先生のバイタリティーにも脱帽。。
夜は北村先生を囲んでの焼き鳥屋さんでの打ち上げにまでお邪魔して、大満足の一日だった。
●2月14日(月) 曇/んまい〜!(MEMO)
新倉敷の看板のないレストラン“食医同膳おかもと”にて北村先生の料理教室に参加。
グリッシーニ:日頃何気なく食べてたスティック状のパン。あんなに簡単に作れるなんて、あんなに美味しいものだったなんて…。今回、二番目の感動もの。
じゃがいものニョッキ;簡単で形を作るのも楽しい。ソースはスパイシートマトソースとセージバター。
豚肩ロースのミルク煮:すぐにわが家で作れる一品。やわらかくて美味しかった。
水菜のサラダ:水菜が生で食べられることも知らなかった。。他にはレタスやパプリカ、カイワレなど。よく水切りをして、少し水気が残ったところにパルミジャーノ・レジャーノをたっぷりとまぶす。お部屋の鉢植えから千切ってきたレモンを振りかけ、軽く塩・胡椒。なんとも贅沢で新鮮なサラダだった。
美味しいワインと食べ放題のパルミジャーノ・レジャーノ。満腹、満足のままに新幹線に飛び乗り、トロトロと幸せなうたた寝と読書、思い出しニタニタ笑いなど繰り返すうち、夜遅くにわが家に到着。バッグの中にはお土産にいただいた拳大のパルミジャーノ・レジャーノ。
●2月15日(火) 曇りのち雪/遊び疲れ、笑い疲れて幸せな気分
旅の疲れか、料理を習っていた間の立ちっぱなしの所為か体がだるく、急ぎの仕事にも集中できないまま、今日はだらだらとネットを巡って遊んだ。今更ながらに北村先生の元気の凄さを思い知る気分だ。
今日は掲示板に可笑しな書き込みがたくさんあって、何度も声を出して笑ってしまった。誰もいない部屋の中、PCを前に声を出して笑っている図は無気味だろうと極力我慢はしているのだが、愉快な来客たちはいつも私を吹き出させる。掲示板から発散されるお気楽な“気”は、疲れた時や辛い時には一番の薬にもなる。楽しい仲間たちに感謝。。
●2月17日(木) 晴だが北風が冷たい/シュルツ爺様に乾杯。
チャーリー・ブラウンやスヌーピーが登場する「Peanuts」の作者、シュルツ爺様が亡くなったという。子供の頃からウッドストックが大好きで、ハンカチや小物をいろいろと買い集め、大人になってからもずっと好きだった。昨夜はダンナと二人、シュルツ爺様に乾杯を捧げた。御冥福を祈りながら。
50年間、大人になる事もなく無邪気な子供のまま多くの人たちの心の中に住みついた「Peanuts」の仲間たち。作家になるんだ、画家になるんだと夢ばかり見ていたスヌーピー。徐々に歳を重ねて固くなっていく私の心を、どれだけ優しくほぐしてくれた事だろう。
最後まで一度もアメフトのボールを蹴ることが出来なかったチャーリー・ブラウン。アメリカのある漫画家が シュルツ爺様への追悼の思いで、ついにアメフトのボールを蹴るチャーリー・ブラウンの絵を描いたという。友人のDanDeさんは今朝、どこか悲しい風に吹かれるスヌーピーとウッドストックを描いた。「Peanuts」の仲間たちがいつまでもこのまま悩んだり喧嘩しながら、楽しく元気に生きていく事を願う傍ら、他の人の手によって彼らが変えられることがないようにとも願う。
●2月18日(金) 晴/暗闇に火花
眼が覚めると、右肩と首の右側が痛い。寝違えたか…と思う間もなく、左頬骨のあたりからこめかみも痛い。起き出して、鏡を見てみると、げっ、頬骨の上に猫に引っ掻かれたような三本の傷痕。。ここでようやく昨夜のドジを思い出した。壁の角に激突したのだった。。。
眼が悪いクセに裸眼での生活が長いため、ほとんど勘で動いてしまう。昨夜も電気を消した後の真っ暗闇で動いてしまったのだが、見事に勘がはずれて激突。。顔面左を打って、右の肩や首が凝るほどの激しさ。火花が散った。あんなに見事な火花はかつて見たことがない。暗かった所為か…!?
今日は小春日和でとても暖かく、買い物や病院の後、庭に飛び出したが、下を向くとずきずき、力が入るとずきずき。ちっとも仕事にならないが、おタキさんと追っかけっこなどしながら五時近くまで結局外で過ごした。4時を過ぎるとさすがに体中が冷えて、震えながら家に戻るとダンナにバカ呼ばわりをされたが、返す言葉は全くなし。。なんで妙なところばかり一途なのだろうと、少し悩む。
●2月19日(土) 雨/気分はイタリアーナ
今日はお休み、朝からダンナと二人で袖まくり、倉敷で北村先生に習ってきたニョッキとパン作りに挑戦。強力粉をこねて作るニョッキは倉敷でお土産にいただいたパルミジャーノ・レジャーノとオリーブオイル、ニンニクの簡単ソースで。グリッシーニという細長い棒状の乾パンは多すぎるのでレシピの半分量で作ったのだが、オリーブオイルだけ全分量入れてしまった。。でも、あっさりタイプのグレープシードのオリーブオイルを使っていたため、サクサクほっこりと出来上がり、ワインと良く合って美味しかった。
サラダには庭の小振りのフローレンス・フェンネルを惜しみながらも抜いてきたが、食べるにはまだ幼すぎたのか、固かった。。それでも香りは素晴らしく、生ハムやレタスと合わせてバリバリと食べ尽くした。
初めての挑戦は小麦粉に触れたこともないダンナも大活躍、うまいッ、うまいッ、と大満足の様子だった。ニョッキを噛みながら「これ洋風団子…?」と聞いていた菊の字も、固めのパンをしげしげと眺めながら、ぱくぱく食べていた。手作りの味は口にも美味しいが、楽しい話題や笑顔の元にもなるようだ。
●2月23日(水) 晴/私の天国「桜・櫻」
仕事と北村光世先生の講演会の打ち合わせを兼ねて、久しぶりに崎戸島へ一泊旅行。去年の11月に開通したばかりの大島大橋はとても美しく、フェリーで渡っていた頃に比べてとても近くなった。崎戸の海は広く蒼く、もの静かな針槐の海に較べると雄々しく、時に猛々しい。夜には眼を見張るほどの海の幸と新潟の美酒に囲まれて、「桜・櫻は私の天国だぁ〜」などといたく感動。。美味しい旅であった。
●2月24日(木) 晴/思わぬ誤算
仕事と講演会の打ち合わせで今日は福岡へ。北村光世先生の講演会はギャラリー風に改造した築百五十年の酢蔵でやる予定だったのだが、いろいろ話していると蔵には冷房設備がないことが判明。急遽、新たな場所を求めて走り回る事に…。思わぬ誤算だった。
●2月25日(金) 晴/ちいさな綿のとりもつ縁
北海道から綿の里親さんが針槐の庭を見に来た。もちろん、ハウステンボスのチューリップ祭がメインの旅だが、わが家にも足を伸ばしてくれた。せっかく来てくれたのに冬の庭はまだまだ淋しいもので、落葉したエルダーや菩提樹、針槐を「枝だけ(^^;」と触れて回りながらも、庭で越冬しているハーブ達を「信じられない!」と見つめる客人との会話の中で、あらためて北国の遠さと寒さを感じた気がする。
●2月27日(日) 晴/久々の肉体労働
良いお天気だったので草むしりなどしていると、合併浄化槽の排水口が土と雑草に埋もれているのを発見。久々に猫車を動員して石を運び、斜面の土が流れないように石で抑えた。天気の続く日を選んで、すき間にモルタルを埋め込んでいく予定。。さて、いつになることやら…。
排水口に石製のライオンの頭や鬼瓦などディスプレイすると映えるだろうな…などと考えたが、この辺りには春に増えた花菖蒲の苗をたくさん植えていて、春から秋までは全く隠れてしまう。ふと思い出して、排水口の真上に以前にみつけたお魚の形の石を置いてみた。。写真では目立たないが、結構可愛い。大満足!
毎日の排水のお陰で丈高く生い茂った雑草や枯れた菖蒲の葉を取り除くと、あちこちにたくさん花菖蒲の新芽が…。旨く育てば、春にはここが一面の花菖蒲に覆われる。どんなにか、綺麗な事だろう。。
●2月28日(月) 曇/区切り
あっという間に2月も末、今月中にやってしまう予定だった確定申告は手付かずのまま。今週からやるぞ!と、朝には室内の水やりや掃除をしていた。やるぞ!と昼には机の上の片付けから始まって本の整理!?
やるんだぞ!でも、やたらとキーボードの汚れが気になる。。病院に行って、買い物をして、早くも夕方。区切りよく3月から始める事にしようか…などと思う。
|