オナガ三兄弟 '2003
左からガッちゃん、ピーちゃん、ひよちゃん
まだストローのような羽管に羽が包まれ、地肌も見える状態で保護されたオナガ三兄弟。オナガはふ化の時間差が大きいのか、同時期に生まれたヒナでも成長の差が大きいですね。
すくすく元気に育って、尾もあっという間に伸びたようです。放野（ほうや：リリース）まであと一歩。オナガはカラスの仲間で頭が良くて体も大きく、鳴き声も大きい・・・しかも、とっても甘えん坊にそだつので、里親さんは大変だったと思います。
大きくなって三羽とも元気に飛び立ちました・・・が、甘えん坊のオナガたちはしばらくは家の中と外を行ったり来たり・・・。そして数日後、ようやく仲間のもとへ帰りました。オナガは群れで子育てをするようで、なんとかスムーズに放野（ほうや：リリース）が成功したようでした。もちろん、里親さんにとってはいつまでも、いつになっても心配がなくなることはありません。
迷子になったオナガ '2002
迷子になったちいさなオナガはごく短時間ぽんたさんに保護され、元気になって放されました。がんばってピーピー鳴いて、親鳥にみつけてもらったのでしょう。数日後、ぽんたさんのお庭に親子そろって元気な姿を見せてくれました。ヒナたちを一人立ちさせるため、巣立後の親鳥はエサをたっぷりとは与えません。そうやって自分でみつけるようにしむけるのです。だけど、エサをみつけることができずに腹ぺこのまま親鳥とはぐれてしまうヒナたちもたまにいます。でも、親鳥は必死になってヒナをさがしますから、こうして再会できたのですね。なんとも、微笑ましい光景です。
良かったね、オナガのおチビさん！ 写真提供：ぽんたさん
