人の暮らしの中にいる野鳥たちの写真はあどけなくかわいいものです。でも、野生に触れることなく生きていくしか道がなくなった野鳥たちの姿は、日々を共に暮らしている里親さんの目から見てもとても悲しい存在です。野鳥たちは野生にあってこそが一番自由で、一番幸せ・・・多くの里親さんがこの思いを胸に抱いてがんばっています。
このコーナーでは、保護されたヒナたちに素早い処置ができるよう、より多くのヒナをより早く野生に返すことができるよう、野鳥のヒナの写真を募集しています。みなさんからのたくさんのご協力をお願いいたします。
写真を提供してくださったみなさんに深く感謝いたします
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からべい'2003 |
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集合住宅の前の大きなケヤキの樹にあった巣が取りはらわれ、背中はのあたりはまだ白い筒のような羽管に包まれたカラスのヒナが2羽落ちていました。レスキューの基本からすれば「仮巣を作って親に返して!」と言いたいところですが、カラスが害鳥に指定されているこの地域ではそれもできません。親ガラスも子育てをあきらめたようで、ところどころに地肌が見え、まだ歩くことも跳ねることもできないヒナたちはろんろんさん一家に保護されました。そして、ケガがなかった一羽は、やがて自分から飛び立っていきました。
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残された一羽「からべい君」も脚や翼に問題がありましたが、今では公園で暮らすようになり、多くの人にかわいがられています。人気の秘けつは、もちろん、この表情の豊かさでしょうね。目を閉じると笑っているように見えるのは私だけでしょうか? もらったエサを脚の悪いお友達に運んであげるほど鳥の良い(!?)カラスに成長したからべい君ですが、ケガをしていたり、脚輪を付けられて遠くへ放されたり(ちゃっかり帰ってきた)、決して安全な暮らしとは言えません。カラスや鳩と人間と・・・いっしょに上手に暮らしていける方法はないものでしょうか? 写真提供:ろんろんさん |
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AMBER '2001 | ||
ハシボソカラスのAMBER(アンバー)君です。飛べなくて道でうずくまってる所を保護されました。でも、里親さんがアメリカに勉強に行くことになり、すずめっ子クラブでも里親さんさがしをお手伝いしました。結局、カラスをそだてたことのある黒猫さんが里親を引き受けてくださり、今も元気にやんちゃをくり返しているそうです。 |