海と空と針槐 > ご近所瓦版 > 旅立ちの時(セミ遍) | ||
マムシ谷の自然の中ではたくさんの昆虫たちが賑やかに暮らしています。マムシ谷のファーブル少年たちは昆虫採集に余念がありません。そして時には昆虫たちの神秘に、声をひそめ、目を輝かせます。私は時々、そのおこぼれを貰います。そして束の間、遠い夏の日の子供に戻っているように思います。
すっかり日が沈んだ頃、 背中が割れて羽化が始まりました
小さな蝉の赤ちゃんはぶるぶる震えながら
懸命に殻から抜け出します
頭が出ると、じっくりじっくり慎重に
ウ〜〜〜ンと身体を反らせます
蝉の赤ちゃんはきっと腹筋が強いのでしょうね
落っこちてしまいそうなほどのけぞっていて心配でした
(たまに落っこちてしまうのもいます)
ここからもまだ時間がかかるのですが、デジカメが電池切れ(^^;
翌朝には自分の力で立派に飛んでいきました
ほんの短い生だけど、しっかり生きて欲しいと願いました