海と空と針槐 > ご近所瓦版 > 桜陶祭2 | ||
炎龍窯の特設ギャラリーいつもなら赤座布団の上には一番人気の陶器のお地蔵さんが鎮座して、その前には何故だかお賽銭が集ります。「お賽銭もらっても困るんだけどなぁ」と苦笑する炎龍さんでしたが、今年は早くも売り切れ、猫さんのお出迎えとなりました。
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「生活雑器」にこだわる炎龍さんの作品はほんのりと温かく、素朴な風合いの食器たちは使い込むごとに日々の食卓に欠かせない器になっていきます。
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お気に入りショット |
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今回初めて見つけたのですが、窯をギャラリーに改造しています。低い天井と狭い窯の中、壁にはいろんなサイズの穴が開いていて、そこもまた証明を凝らしてディスプレイに使われています。 |
ギャラリー“童仙坊”のエントランス。ここでも器が飾り物ではなく、全体の中の部分として扱われているような印象を持ちました。それほど、生活の中に溶け込む焼きものを目指しているではないかと思います。桜陶祭では楽しみなギャラリーの一つです。中尾山の窯元なので、いつでも見られます。 |
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こんにちわ! |
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中尾川沿いの坂道を歩いていると、大人もちいさな子供も、すれ違う住民の方たちはかならず声をかけてくれます。道路脇や橋の欄干とあらゆるところに花や観葉植物が飾ってあります。どれもしっかりと水をもらって、手入れも十分に行き届いています。聞いてみると、近くの住民の方たちが勝手に飾っているそうで、それぞれがちゃんと手入れをしています。こんな心づかいが桜陶祭を支えているのでしょう。植木鉢に住み着いたちいさな住人たちも歓迎してくれてるようです。庭だけを解放して、ガーデニングの腕前を披露しているお宅もありました。 陶芸の里を歩いていると、いろんなものを見つけます。雨ざらしの個性的な花瓶が自分で苔やちいさなシダや雑草を取り込んでアートしていたり(写真右)、素敵な壷が植木鉢の下台になっていたり、ほぉ〜っと思うような手水鉢に泥だらけの靴が浸けてあったりもします。時には「もったいないなぁ」と呟いたり、時には「ウッソー!」と驚いたりもします。これも陶芸の里ならではのことかもしれません。 |
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歩き疲れて |
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威勢の良い子供たちの呼び込みの声につられて覗いてみると特設の「逸品うどん」でした。お習字教室を解放したうどん屋さんは、先生の孫たちと教室に通っている生徒達が全員参加で運営していました。まさに手作りです。 |
前の晩から出汁をとったという子供たちお勧めのうどんはとってもあったかく美味しくて、サービスも満点でした。リーダー格は小学校の4年生くらい、大きな薬缶を持ってお茶をしきりに勧めてくれた子は幼稚園児くらいでした。 |