どっこい島の住民キャラクターは、フランス「ICI LA LUNE社」のイラスト レーションに感動して製作したものです。
どっこい島のウェブサイトを作ろうと考えたのも、このキャラクターに出会ったことが始まりでした。そのキャラクターのユニークな魅力をどうしても諦め切れず、私が作ったどっこい島のキャラクターをメールに添付して送付しました。以下がそのメールの本文です。

ICI LA LUNE社様、初めまして。
私は日本でウェブサイトの企画を営んでいるものです。アドビ社のサイトで紹介された、御社のスタッフ紹介のイラストレーションに感動して、以下のようなモノを描いてしまいました。
現在、日本の島に住む子供達のためのウェブサイトを新しく企画中です。都市に住む子供達に遅れをとらないために、本サイトを活用してインターネットの便利さや面白さを体験してもらいたいと考えたからです。仮想の島に住む家族と、現実の島に住む子供達がコミュニケーションするという設定で、情報の受発信ができたらと思っています。 貼付したイラストレーションは如何でしょうか?
著作権に抵触しますか?出来るだけオリジナルをと心掛けましたが身体のバランス、目の表情などがどうしても似通ってしまいます。御社のイラストレーションの、ユニークさと愛らしさの魅力をどうしても諦め切れません。是非とも貼付したイラストレーションの使用をご許可願いたく、本メールを差上げています。
よろしくご検討ください。

見ず知らずの日本人からの強引なメールにもかかわらず、すぐに返信がきました。大感激!
Hi から始まるメールはおおよそ次のような内容のものでした。


Hi あなたが希望するなら使うことは可能です。オフィシャル・バージョンが欲しいですか?ICI LA LUNE社は、Arnaud LE OUEDECによって作られたキャラクターの使用を、あなたに認めます。 私は日本の子どものために最も美しいプロジェクトを作ることを望みます!ニュースを待っていますよ、OK?
Matane, (o.O) Arnaud Le Oudec Designer | Directeur associ -<< ICI LA LUNE >>.
文末の“ Matane”は最初、理解できませんでしたが、日本語の挨拶“またね!のことだと解り、大笑いです。
このメールをもらったのが2001年4月。やっとこさの「どっこい島」のオープンです!

■ ICI LA LUNE 社
1998年4月設立。グラフィックと開発を手がける3名のインターフェイス・デザイナー (Arnaud Le Ouede、Benoit Platre、Vincent Queguine) と、マルチメディア・コンセプトプランナー (Francis Perani)の全員20代のスタッフで構成。これまで、ShockwaveとFlashを使ったいくつかのウェブサイト(フランスのファッションと香水の大企業)や、TVイベント のためのキャラクターデザイン、空気力学の講義CDのインタラクティブ・デザインなどを制作している。ICI LA LUNE 社ウェブサイト→
(今でも大好きなサイトです)